自己肯定感

「自己決定」が人生を豊かにする理由とは?

「自己決定」が人生を豊かにする理由とは?

こんにちは!

今日は、先日お話した「自己肯定感」の「6つの感」のうちのひとつ、「自己決定感」に通ずるお話をしていきたいと思います!

先日、朝食を食べながら「おかあさんといっしょ」を観ていたら、娘と、ふと3月末で番組を卒業される「体操のお兄さん」の話になりました。

私は先日どこかの記事で、「次の体操のお兄さんは大学3年生!」という見出しを見たことを思い出し、何気なく娘に話しかけました。

私 「今度の体操のお兄さん、大学3年生なんだって。番組をやりながらコンサートをして、それでいて大学生なんて、大丈夫なのかな。やっていけるのかな。」

すると娘がこう話してくれたんです。

娘 「ママ、でもね。それはお兄さんが自分で決めたことだからさ。」

この言葉を聞いて、「ハッ」と、気づかされたんです。

いつも子どもたちに伝えている、「自分の人生は自分で決めていい」という大切なことに。

「自己決定」って何?

自己肯定感を構成する「6つの感」のひとつ、「自己決定感」

自立して自分の人生を切り拓いていく ー 自分で決定できるという感覚です。自分の人生をあなたはどの程度コントロールできていますか?

人間の感じる幸福度は、「自分が決めた!」という、人生を自分自身でコントロールできている感覚に比例すると言われています。このことが分かる要素のひとつに、神戸大学が2018年に2万人を対象に行った研究が挙げられます。研究の結果、所得や学歴よりも、「自己決定感の高い人は人生の幸福度も高い」ということなのです(神戸大学、2018年:https://onl.la/rJPqk8n )。

えー!所得や学歴よりも⁉と思いますよね。冷静に考えると、その所得が得られる職業も、学べる学業も、自分が決めることが求められることに気が付きます。

自己決定の重要性とは?

ではここで、ご自身の過去を少し眺めてみてください(今向き合っているスマホ/PCから目を離して、後ろを向いて思い出してみてください - 心と体は繋がっているので、実際に後ろを向くと思い出すことがたくさんあるかと思います)。

「自分で決めたなぁ」と思う事って、どんな結果が待っていたとしても(それがたとえイマイチな結果だったとしても)、後悔したり、他人のせいにしたりすることなく、「納得感」が強いなぁと感じることはありませんか?

私が高校生の時に知人が、

「お姉ちゃんが進学した高校で友達関係がうまくいってなくて。実はその高校、お母さんと一緒に考えて決めた高校だったんだけど、『お母さんのせいでこんなに苦しい思いをしてる!』ってお姉ちゃんがお母さんを責めてて苦しそう。」

と教えてくれたことがありました。

その話を聞いた時に、「自分で決めたという実感を持たないと納得ができていないから、自分以外の大切な人を傷つけてしまうんだ。」と感じたことがあります。

そう、この「納得感」が人生には大切なのです。

自分で決められるようになると、

「自分は決断できる!」

「自分の人生における決断に納得している」

という思いが沸き上がり、「自己信頼感(自己肯定感の6つの感のひとつ)」も増していくんですよね。「自己決定感」に加えて「自己信頼感」も高まっていく。そうすると、自己肯定感の向上も期待できる。「自分で決める」って、とっても大切なことですね。

自分の人生が豊かになっていくーそんな感覚が得られるのではないでしょうか。

自己決定力を高める方法とは?

自己決定感が大切だ、ということはお伝えできましたね。

では、この自己決定力をどう身に着けるのか。

ここでは今この瞬間からできる小さなことを3つご紹介します!

★その1:小さなことでも「自分で決めた!」の気持ちを持つ★

人のモチベーションには2種類あり、「内発的動機付け」と「外発的動機づけ」があります。

「内発的動機づけ」は、自分の内側からワクワクして「やりたい!」と思うもの。一方「外発的動機づけ」は、親や先生など第3者から「やりなさい!」と言われてやらざるを得ないもの。

どちらが物事をやる上でモチベーション高く継続して実施できるのか?

そう、もちろん前者です。

人生を楽しく豊かに過ごすには、この「内発的動機付け」が欠かせません。それには、「自分で決めた!」「ワクワクする!」という感覚が必要なのです。それは少しずつ増やしていくことができるもの。

ケンブリッジ大学のBarbara Sahakian教授の研究によると、他人は1日3万5,000回も決断することがあるそう。多い!とは思いますが、これを「チャンス!」ととらえて、主体的に「自分で決めた!」という経験を増やしてみてくださいね。

★その2:明日着る洋服を前日の夜に決めておく★

自己肯定感が低下すると、朝起きた後の行動にも影響が出てきます。例えば、朝、洋服をなかなか決められないなぁとか、忙しいのに髪型がきまっていない気がするなぁとか。

そうすると、ますます気分もダダ下がりしてしまいますよね。

特に毎日の服選びは意外と時間も労力もかかるもの。だって、予定に合わせてどう自分は他人から想われたいのか ー 清潔さが第一?きっちり感が必要?かわいらしさが一番?、が違いますもんね。

このような朝の気分下がりを防止するために、心の余裕がある夜のうちに朝の洋服を決めておくのはいかがでしょうか?そうすると、忙しい朝に悩む時間が減り、自己効力感、自己決定感が高まります。ぜひ試してみてください(*^^*)

★その3:休日の予定を決めて楽しく実行してみる★

自己肯定感が低下していると、決断力も落ちていきますよね。

なんだかだらだらとしてしまって、予定も何も決めきれない。なんだかすぐぼぉっとしてしまって、悩みだしてしまう。それはもう自己肯定感の低下のサインです。

そんな時は、休日の予定を立てて、楽しく実行しちゃいましょう!

友達と遊ぶ、撮り溜めたドラマを観る、こった料理をする、1日中漫画を読みながらだらだらする ー その循環自分がしたいことならなんでもOKです!大切なのは、計画を立てて実行すること。そして、実行できたら自分に「〇」をしてあげること。そうすることで、「こうしたい!」という想像力を働かせ、計画を立てることで脳を刺激して、立てた計画を実行できることで完了するので幸福度が上がり、自己決定感を満たしてくれるのです!

<<自己決定力を高める方法 まとめ>>

★その1:小さなことでも「自分で決めた!」の気持ちを持つ★

★その2:明日着る洋服を前日の夜に決めておく★

★その3:休日の予定を決めて楽しく実行してみる★

全部一気に取り組まなくて大丈夫です。「あ、これなら今できそうだな」と思う、ほんの小さな一歩から挑戦してみてください!積み重ねると、どんどん挑戦へのハードルが下がり、いつの間にかより多くのことに取り組めるようになります(*^^*)

少しずつ変わっていく自分に気づいたて「自己決定」ができるようになったら、ぜひ子どもたちにも広げていってみてください。特に自分の意思が出始めてきた小学生以降、学校では大人である先生が「指導」としてほぼすべての取り組みを決めます。さらに日本では、右習えの規律性が大切とされ、「自主的に決める」場面は少なくなっていきます。だからこそ、おうちの中では自分で決める機会を意識してあげるといいかなと思います。

今回は「『自己決定』が人生を豊かにする理由とは?」についてお話してきましたが、いかがでしたか?

4月から始まる新年度。体操のお兄さんも、きっとご自身で両立を決められたのだから、明るく元気に仕事も、学業も成し遂げていき、子供たちに夢と希望を与えてくれることを信じています!

そしてもちろん、新しい環境に飛び込む子どもたちも、子供たちを支えるママたちも、変化をキャッチして、しなやかになじんで行くことを信じています!一緒にこの2023年の春を楽しみ、笑顔で乗り越えていきましょう(#^^#)

Posted by colors in NEWS
「少しずつでも前進!」自己肯定感アップの方法

「少しずつでも前進!」自己肯定感アップの方法

こんにちは!

今日は、私の永遠の課題であり、コーチングを学び始めてからずっと学び続けている、「自己肯定感」について書いていきたいなと思います。

この自己肯定感については、私の経験も踏まえて、今後いろんなところでお伝えしていきたいなと思っています。

実はつい3年前、私の自己肯定感はどん底でした。

今も、揺れ動く自己肯定感ですが、揺れ幅が少なくなり、時間が経つとしなって戻るような、そんな感覚を少しずつ体得しているように感じています。

「自己肯定感」って何でしょう?

どんなに「自己肯定感」が安定している人でも、自己肯定感というのは揺れ動くものなのです。

細かくお伝えすることは今回しませんが、自己肯定感は「6つの感」でできている、と言われています。

〇自尊感情 ・・・ 自分には価値があると思える感覚

〇自己受容感 ・・・ ありのままの自分を認める感覚

〇自己信頼感 ・・・ 自分を信じられる感覚

〇自己決定感 ・・・ 自分で決定できているという感覚

〇自己有用感 ・・・ 自分は何かの役に立っているという感覚

「6つの感」を聞いてみて、どう感じますか?

「私、自分のこと信じてあげれたないな。」「自分の人生は自分で選択できてるな」など、それぞれ感じることがあるのではないでしょうか?

自己肯定感の低さから自分を大切に想えない日々

3歳、1歳の子どもを抱えてフルタイム転職した時、”転職をする”という決断ができたため「自己決定感」は満たされていましたが、「自尊感情」や「自己有用感」は著しく低かったなと思います。

”こんな私がどうして採用してもらえたんだろう?”と自分の価値を信じてあげられなかったあの頃。さらに、小さな子供が2人もいてもなお、正社員で雇ってもらったのならば、「同僚・上司の役に立たなくては!」と焦る日々。なかなか思うように成果が出せない状況に、入社4ヵ月後には、先輩や上司の前で涙する状況に…。

「誰の役にも立てない」「自分が何かできる存在だと思えない」自己肯定感がどんどん低下していきます。

そんな状況でもがむしゃらに走り続けて1年後。ようやく軌道に乗ってきたなと思った矢先にまさかの新型コロナウイルスの蔓延。

出社制限がかかり、「新しいコミュニケーションの時代」だと言われ続けたあの頃。

在宅勤務に切り替わるも、切り替わった当初は、リモートでの同僚とのコミュニケーションがうまくいかない時も多く、こじれにこじれて「あなたと話すと費用対効果が悪い」などと言われることもありました。

「自尊感情」「自己有用感」に加えて、自分であることすら責めるという、「自己受容感」も「自己信頼感」も著しく低かった、そう、どん底だったのです。

「母親」と「自分」との間でゆらぐ感情

仕事でどんな状態であっても、18時を迎えるころには「母親」でいなくてはいけません。

母親としては、1日保育園で頑張ってくれた子どもたちと笑顔で接したい。

たくさん話を聞いてあげたい。

「大丈夫!!」って言ってあげたい。

子どもの前では「ママがいるから大丈夫!」と笑顔でいても、仕事では「自分は不要」だと感じて不安で仕方がない。

バランスが崩れまくる。

とにかく、自己肯定感が揺れに揺れまくっていました。

自分と向き合おうと思ったきっかけ

そんな私が自分と向き合おうと思ったきっかけは、知人の「コーチングに出会い未来が変わりました!コーチになっちゃいました!」のSNSの投稿。

「未来が変わるってどういうこと?」コーチングという言葉は聞いたことがあったけど、なんやかんやと言い訳を付けて延期していた自分。

でもこの時がきっと自分のタイミングだったんです。

「コーチング受けたいです!紹介してください!」

気づいたらMessangerを送っていました。

ここで変わらなくては。変わりたい。自分の殻を破りたい。

とにもかくにも、この状態から抜け出したい。

勢いそのまま、未知の世界であるコーチングを受け始めました。

”自分を受け入れられてない人は対人支援などできる訳がない

”この状況から抜け出したい”そう思っていた私は、その想いが先走り、

「この仕事を辞めて対人支援をしたいんだ!」

「今の仕事ではなくて、何か人の役に立つような、子供たちやママが笑顔になるようなことをしたい!」

と事あるごとにマイコーチにそう伝えていました。

でも、私から出てくる言葉は

「昔から自分を好きになれない」

「対人関係に自信がない」

「(過去の経験から)自分は何もできない」

というネガティブな言葉。

今思えば、「自分、かわいそうでしょ?だからがんばれないんだよ。わかってくれる?」という甘えもあったと思います。

あまりにも自己肯定感が低い言葉が並びすぎて、コーチにグサッと一言。

「自分を自分のまま受け入れられない、過去の痛みを乗り越えられていない、そんな人には、対人支援はできません。過去の自分を癒すために人を使って助けた気になるのは長く続かないから。」

もう、胸にグサッときて。

ぐうの音も出なかったです。

こんなにも自分にしっかりと向き合って伝えてくれる人はいなかった。

だからもう、やるしかない!と思えたんです。

自己肯定感のどん底から抜け出す小さな一歩

そんな私がどのようにして自己肯定感のどん底から抜け出したのか?

その小さな一歩は、「どんな自分にも、どんな自分の感情にも、OKを出し、受け入れる」ということ。

自分のいい感情だけを受け入れるのではないというのがポイント。

どんなに嫌な感情が沸き起こっても、「あぁ!どうしてこう思ってしまうんだろう!」と自分を責めるのではなく、「こういう嫌な感情が湧き出ることも自然なこと。そう感じたんだから、それが私なんだ」と受け入れるです。

「こんなことで?」と思われるかもしれませんが、「どんな自分も受け入れる=ありのままの自分を大切にする」ということが大切なんです。

これを半年間でも続けると、「自尊感情」「自己受容感」「自己信頼感」が急激に上昇していくのを感じることができます。

子育てしていると、思い通りにならなかったり、怒りたいわけではないけどついイライラして怒鳴ってしまったり、笑顔になりたいのに疲れ切って能面のようになったりすることありませんか?

そして子供たちが寝た後、「あぁ、どうしてあの時ああしてしまったんだろう」と自分を責めて反省会をする。この反省会は、自己肯定感を下げる大きな要因のひとつ。

〇子どもにイライラしていまう

〇怒りたくないなと思っても怒ってしまう

〇栄養満点の夕食を作りたかったのに冷凍食品を使ってしまう

〇仕事で手一杯で子供と一緒にいるのに携帯ばかり見てしまう

うん。こういう時って自分を責めて反省しがちですよね。

でも違います。そんな時は反省ではなく、「そんな自分も自分。」と受け入れるんです。

〇子どもにイライラしていまう 

 → 「仕事もして疲れ切ってるもん。子どもにイライラしちゃうよね。大丈夫、大丈夫。」

〇怒りたくないなと思っても怒ってしまう

 → 「今日も怒っちゃったな。イライラが抑えきれなかったな。でも大丈夫。そんな自分も自分。」

〇栄養満点の夕食を作りたかったのに冷凍食品を使ってしまう

 → 「あちゃー。今日はちゃんと作りたかったけどな。冷凍食品を使ったけど大丈夫。そんな時もある。次余裕がある時にチャレンジしよう。」

〇仕事で手一杯で子供と一緒にいるのに携帯ばかり見てしまう

 → 「子どもたちとたくさん話しながらごはん食べたかったけど今日は忙しいな。いまは仕事を集中して寝る時にたくさんぎゅっとしよう。」

「だから自分はだめなんだ」と、大切な自分を攻撃することなく、「大丈夫」と自分をよしよししてあげる感覚。

この感覚が掴めたら、少しずつ、少しずつ、目の前が明るくなっていき、空が青く見える感覚になっていくと思います。

コーチングによるサポートの重要性

自分では客観的に自分を見ることはできないので、自分が繰り返し発している言葉や、ノンバーバルなしぐさなど、細かい点をフィードバックしてくれるマイコーチの存在は、笑顔で人生を過ごしていきたい私にとって、とても大きな支えとなりました。

コーチの存在なくしては、いくら自分の「変わりたい!」という意志が強かったとしても、この「小さな一歩」も半年間続けることは難しかったと思います。

コーチは、上下関係ではなく横の関係。

パートナーシップです。

「あなたならできる」「絶対大丈夫」「一緒にやっていきたいんだけど、やってくれる?」

こうやって、全面的に信じてくれて伴走してくれる存在はありがたいのです。

私のことを強く信じて背中を押し続けてくれたコーチのように、私もこれから出会う人たちのことを信じて、一緒に自己肯定感を育て、高めていきたいなと夢ができました!

いかがでしたか?

今日は「『少しずつでも前進!』自己肯定感アップの方法」についてお伝えしていきました。

メッセージや励まし(♡)のコメントなどは、いつでもDMやメールでご連絡くださいね。お待ちしています(*^^*)

Posted by colors in NEWS