習い事をする娘に伝える「守・破・離」

こんにちは!

いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

長らくご無沙汰してしまっていました💦
なんとなんと目まぐるしい毎日だこと(笑)

みなさんはいかがお過ごしでしたでしょうか?

今日は小学生になった娘に最近伝える「守破離」についてお話したいなぁって思います。

習い事の”起点”は何?

お子さんの習い事の”起点”って何でしょうか?
大きく分けると、①親が身に着けて欲しいから、②子どもがやりたいと言ったから、③お友達がやっていたから、などの3つくらいに分かれますでしょうか?

③は、②に包括される気がしますが、
主に親主体か、子ども主体かに分かれますね。

我が家も大きく分けて2つ起点があり、入り混じっていますが、
今続けているものはほとんどが「子ども主体」に移行しています。
つまり、「子どもが主体的に、自然に取り組めるもの」に絞ったのです。

小学生になるとどうしても「勉強」の時間が増えるので、
未就学児のように、毎日習い事でいっぱい!なんてことは、
親も子供にも負担ですよね。
ご家庭によっていろんな考え方はありますが、
子どもたちの「主体性」を大切にしたいなと思っている我が家では、
子どもの「やりたい!」を軸に習い事を継続しています。

習い事の先、「どうなりたいの?」

主体的に取り組んでいる習い事ですが、
取り組む熱量はまちまちです。
その中でも周りもピリピリライバルモードな習い事もあったりして。

練習をしないとついていけない習い事。
もっともっとうまくなってかっこよくこなしたい。
だけどうまくいかない。
イライラしている娘と頻繁に確認するのは、
「その習い事の先、どうなりたいの?」ということ。

詰問するのではなく(笑)、どちらかというと「ワクワクする」感じで、
これがうまくなったらどうなっちゃうかなー♪♪って想像して2人で確認し合います。

そのあとはモチベーション高く取り組めるので、
定期的な「ワクワク作戦」は大切だなって思います。

どうしてもうまくできない!そんな時に伝えている「守破離」

ワクワクする未来を描けても、足元の自分はうまくいかない!イライラする!
これ、日常茶飯事です(笑)

時に喧嘩になることはありますが(主に私が仕事で疲れているので、対応が雑になる時がありまして(笑))、
怒りながら雑に練習しようとする娘に伝えることがあります。

それは「守破離」です。

そもそも「守破離」とは?

辞書によると・・・
剣道や茶道などで、修業における段階を示したもの。「守」は、師や流派の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につける段階。「破」は、他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階。「離」は、一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確率させる段階。

つまり、まずは何事も「守」である第一歩、
自分が教わっている先生が教えていることを忠実に再現できるようになる、
基本をしっかり身に着けることをしなければ、
上達しない、自分が理想とするゴールにはたどり着かないということです。

娘はダンスを習っていますが、
ゆっくりひとつひとつの動作を確認するよりも、
とにかく音源のとおりのテンポで練習をしたがります。
でも全然できていない。
大人から見ると何とも言えないくらい雑で、娘独自の癖満載で、”上手”には見えません。
「守」を飛び越して「離」に行こうとする娘に、
自分の経験を話しました。

”昔ピアノを習っていたけど、
ゆっくりとひとつひとつ練習をやっていたおいちゃん(私の兄)と、
練習はしていたけど早く弾けることがかっこいいと思って基本を怠ったママと、
グレード(ピアノの技能試験)に合格するのが早かったのは、おいちゃんだった。
基本をおろそかにするとそのあと理想的な自分に行けない。
そこから基本をしっかり練習するようになって、ピアノもうまく弾けるようになったし、
自分なりのピアノを楽しめるようになったんだよ。”

なーんて私は昔、「守破離」なんぞしらなかった子どもでしたが、
自分の子どもたちには伝えたいなと思ったことだったので伝えることができてよかったです。

なぜ「守破離」を子どもに伝えようと思ったのか?

なんで「守破離」なんて難しいことを子どもたちに伝えようと思ったかと言うと、
そのきっかけはまさにコーチングです。

コーチングスクールに行った時、すぐにこの「守破離」の話がありました。

コーチング道は、正解がないからこそ、
極めていくのに長い、長い道のりがあります。
自分独自の方法でクライアントさんと向き合うのも大切ですが、
まずは「基本の型」をカラダに沁み込ませないと、
相手の「悩み」に寄り添えないよね、と。

どうしても早合点していろいろアレンジを効かせたくなる私ですが(笑)、
長いコーチング道の中で、
「ちゃんと向き合いたい」と思ったのです。

とにかく基本に忠実に。
基本をできるようになるときっと次の段階に行ける。
コーチング基礎と向き合った日々でした。

この経験から、これこそ子どもたちに伝えるべきことだ!と思い、
イライラして適当にやろうとする娘に、
そして近くにいた息子に、伝えてみました。

見違えるほどに上達した娘

この言葉が響いたのか?、それは娘に聞かなきゃわかりませんが(笑)、
この日からゆっくりと、基本的な動作を良く見て、練習するようになりました。
そうすると、どんどん上手になっていく娘がいました。

細かい手の動きや首の角度など、
適当に踊っていた頃とは違うキレが出てきました。

たかが習い事、と思う方もいるかもしれません。
でも、我が家では、「子どもたちが主体的に取り組みたいと思っている習い事」だからこそ、
私自身もその想いに応えていきたいなと思っています。
(手取足取りではなく、マインドの面で(笑))

子どもたちが、「在りたい自分」であるために、
「なりたい自分」になるために、
そっとサポートしていきたいですね。

今日は長くなってしまいました。
ご覧いただきありがとうございました。